豪雨災害の原因となった阿武山へ | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

豪雨災害の原因となった阿武山へ

大学の同僚の先生とともに、例の豪雨災害の原因となった阿武山へ。登ってみて、ふもとを見下ろしてみて、角度の急さとか、稜線の植生とか、いろんなことを感じました。
実は、広島市周辺の山々でも、気流とか位置の関係で山の中の湿り気とか植生も違うんですよね。
権現山から阿武山は、標高が600メートル近くもあり、また直接の周囲に山がないことなどから、わりと雲がかかっていることか多く、降雨量も隣の武田山よりは多いとされています。だからこそ、例の豪雨災害では水分を多く含んで崩れたわけです。
ちなみに、阿武山は危ない山、という文字通り危険地名であり、例の誤振り込み事件の阿武町なんかも同じ由来の町名といわれています。頂上は貴船神社という水の神様がまつられるなど、江戸時代の人々が強く認識していたまさに危険地帯であることを痛感します。