学生の引率で広島市豪雨災害伝承館へ | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

学生の引率で広島市豪雨災害伝承館へ

平成26年8月豪雨を語り継ぐ「広島市豪雨災害伝承館」で学科1年生の後期見学実習をスタートしました。昨年はゼミ生が民間の伝承施設モンドラゴンでお世話になりましたが、昨年度でモンドラゴンが活動を停止、9月から新体制になったところです。

まず、以前はお好み焼きを焼きながら当時の話をしてくださった畠堀さんからのパワポを使ったお話。ユーモアも交えながらのお話に学生も引き込まれていました。

次に、被災時から復旧、復興というプロセスを体感し、リードして来られた松井さんが寄り添ってきた平成30年の豪雨災害の被災者の方とのやり取りや、そこで感じたことについては私は初めてだったので、非常に参考になりました。
なかでも、支援することで自らの被災体験がよみがえり、PTSDに陥りいっときはやめようかと思った、というエピソードがありました。あの熱心かつ冷静な松井さんがそこまでダメージを受けていたのか、と思うと、本当に被災者の支援は複雑で難しい、という一言に尽きます。

公共分野を目指す学生たちですから、正常性バイアスの話から復興に向けた活動まで、熱心に聴講し、その後、防災公園の見学、さらには最も流出土砂の多かった303渓流付近の現地視察まで、あっという間の3時間でした。

非常に素晴らしい展示物もあり(むしろ、こちらもおすすめ)、ぜひ、議員さんの視察にもご活用いただければと思います。