チラシの投函を徹底的に排除するマンションが増えてきた | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト
2008年06月09日

チラシの投函を徹底的に排除するマンションが増えてきた

テーマ:活動日記

最近、議会報告の配布をしていて実感するのは、投函を頑なに拒むケースが増えたということ。

以前は管理人さんの配慮でこっそり、みたいな所も多かったのが、最近は「絶対ダメ」というパターンが増えました。

例の共産党ビラ事件判決以来の事で、まさに危惧していた通りだな、と思っています。

確かにポストにはいろいろなチラシがあふれ、青少年に有害な広告や、人様の人権に土足で踏み込むようなビラも多々あります。

しかし、だからといって投函を排除するのはいかがなものか、と思います。

議員のビラを排除すると、市政のデータについて、皆さんのところには市の広報と議会の広報しか行かなくなります。しかし、そういう公式見解しか見ないというのは危険です。

夕張市の破綻もそうですが、公式見解だけに頼るのはものすごく危険です。

あるいは、皆さんが自治体や政府のやっていることに異議を唱えたい場合に、問題点を人様に伝える手段としてのビラを封じられると大変なことになります。

知る権利にはいろいろありますが、さまざまな政治的な見解のビラが来るというのは知る権利という意味で意義があるとともに、大変健全なことですから。

 

個人的にはあの判決は不当だと思います。

もちろん、自衛隊の官舎に入り込んで嫌がらせのような自衛隊攻撃のビラを配る方も配る方です。そんな輩がいるからトラブルになり、まともな活動までがとばっちりを受けます。しかし、やはり表現の自由は出来る限り認める社会でないと、いざというときに、当事者となった方が本当に困ってしまいます。

 

いずれにしても、私のような政策や活動について市内で幅広く訴えるタイプの議員にはやりにくくなってきた気がします。