見てみよう!~韓国大使館ホームページはちょっと無茶、中国は紳士だけど言うことは言っている | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

見てみよう!~韓国大使館ホームページはちょっと無茶、中国は紳士だけど言うことは言っている

領土問題で話題の多い、韓国大使館、中国大使館のホームページを見る機会が増えています。両国のホームページを比較すると、その国民性や戦略が垣間見えます。

韓国はストレートに自国の主張をこれでもか、という勢いで書き連ねます。正直、「日本人向けにこれを主張して問題解決をしようとしている」ようには見えません。むしろ、喧嘩を売っています。また、かなり感じるのは日本を強烈に意識した国だということです。熱い国民性を感じるとともに、よくよく見ると日本のマスコミなどの情報をご都合主義に解釈して「要約」したものが掲載されているなど、「このホームページの信憑性は大丈夫か」と思わされます。こちらがネタ元をたどれるものを検証すると、どうもかなり怪しいのです。そのため、そこに掲載されている中国政府の発表の「要約」なども内容を疑わざるを得ません。たぶん、勢いあまってしまう国民性なのでしょう。

一方、中国は大国意識が強烈に匂うホームページです。意図的に日本関係の情報は端に押し込められており、世界に向けた中国のメッセージが中心になっています(もっとも、日本へのメッセージは目立つし、言うことは言っています。非常に穏やかな論調ですが)。こちらは一見紳士的な様相ですが、台湾問題などでは怪しいことを言っています。ただ、中国政府は日本人が見てどう感じるか、ということに配慮してホームページを作っています。

両国のホームページを見て、国民性と笑える方はいいのですが、少なくとも、韓国嫌いの日本人を作るような一方的な口調は戦略的に失敗であると思います。また、中国は外交について韓国よりも技術的に勝っているのだろうということが推測できます。

なお、アメリカのホームページも面白いです。ヘリの墜落事故の時には官僚的な言い訳の報告書を、しかも英文で掲載しました。現在旬なのは牛肉問題で、そのほかにもアメリカが日本に対して、日本人に対して戦略的に重要と考えているであろう内容が分かりやすく、理詰めで書かれています。

ところで、この三つの国のホームページで日本語が一番達者なのは中国です。アメリカはなぜか明らかに変な日本語がかなり見られます。こなれていないのです。そして、韓国ホームページは不思議な読後感です。原因は日本語で発せられることはありえないような表現です。一例を挙げると、「露日戦争」が典型で、他にも日本人が「独島(ドクト)」と表現したり・・・・この辺りはご自分でご覧ください。

http://www.mofat.go.kr/japan/ (大韓民国)

http://www.china-embassy.or.jp/jpn/ (中華人民共和国)

http://japan.usembassy.gov/tj-main.html (アメリカ合衆国)

ぜひとも、楽しんでください。面白さは保証します。