前和光市長の松本武洋です。
和光市政での経験を活かして、地方創生や地方自治の研究や教育を通じて世の中のお役に立つべく、教員として地方の現場を歩いています。
市政の現場は離れましたが、和光市を全力応援しています。
何年か前の3月11日に震災の記憶をとどめるための碑のことを書きましたが、人は大切な記憶を集団記憶としてとどめるために木を植えることもあります。
広島には平和大通りの被爆者の森があり、47都道府県の木が植えられています。
この「被爆者の森」には、全国の被爆者の思いが込められている、ということです。
この都道府県の樹木を見ていると、かなり樹木にかぶりがあることがわかります。和光市の木、させには都の木でもあるイチョウですが、神奈川、大阪もイチョウ。
欅といえば埼玉と思っていましたが、宮城とかぶっています。それだけたくさんの木が生えているからなのでしょうが…。
そして、そもそもイチョウは外来種なんですよね。
また、県の木ではなく、県の花が咲く木を植えているところもあります。
木は生きていて、記念碑とはまた違う感慨をもって眺めることができますが、管理も大変で費用もかかります。
被爆のことを集団記憶として後世に残すための被爆者の森なのですが、ここを四季、歩くと、四季折々の感慨とともに日本各地へのいろいろな思いが人それぞれに去来します。
前任校から取り組んできたゼミ生による「政治家の二十歳のころ」のインタビュー、前任校では西日本の首長の方々に大変お世話になりましたが、今期から舞台は首都圏です。
このたびお世話になったのは、黒岩祐治 神奈川県知事(インタビューは226事件の日)。
黒岩さんの県政キャッチコピーは「いのち輝くマグネット神奈川」。その「いのち輝く」の源は20代の経験にありました。
そして、二十歳のころ、大学の超有名サークルの仲間たちに示したとある「宣言」とは!?
そして、黒岩さんの若いころの経験か神奈川県政での取り組みに自然と収斂していく「運命」のようなものを担当の学生がどうまとめるか。
激アツのお話にゼミの学生たちも大いに盛り上がりました。
なんだかね、あまりに熱くて政治家時代の熱い思いが再燃しそうな楽しい時間でしたよ。ちゃんと消火したんで、再燃しないですけどね。
これから学生が記事作成に取り組むので、しばらくお時間をいただきますが、いつものようにネット媒体で公開しますので、お楽しみに。
昨日、某Xのスペースで出た話。
一般社会でもあるし、政治の世界ではもっとあることだが、ある人がAをA'と強弁し、いつの間にかA'をA''と強弁し、ごりごりとわめいていると、さらにいつの間にかA=A'''''''ぐらいになっていて、正反対のことをイコールである、と決めつけられていることが意外にある。だから、AとA'は同じではない、と言うべきなのだが、世間には、まさか政治家がそんなことをやるまい、という意識がある。世間は見解の相違かな、相手にも言い分があるよね、ミスでしょ、とか誤解でしょとか言いがちだが、そこを放置したのが今のめちゃくちゃな選挙事情、政治事情。
兵庫県知事選がらみでは死者も出た。
おかしいことを言う人、小さなうそを言う人に「大人の対応」は最悪の対応なんだ、とそろそろ世間が気付いてほしいところ。
いわゆる1000円カット(1400円)の店で、切ってもらった方がハンパなく手際の良い理容師さんだったので、次のお客がいないタイミングだったこともあり、聞いてみた。
正確なハサミの技術、的確な視点、チェック項目の確立だけです。あとは、経験値ですよ。長年やってますから。
とのことで、8分ぐらいでめちゃくちゃキレイに仕上がった。
ちなみに、スピードについてまとめるなら、最低限の開鋏回数、ミスカットをしない、というのが秘訣だそう。
めちゃくちゃ当たり前だが、仕事の基本を恐ろしくシンプルに体得しているということで、また行きたくなった。
和光市内のそれこそコンテストでも入賞されたベテラン名人の仕事も知っているけれど、30分で100%のパフォーマンスの仕事を、8分で98%仕上げる、というのはただものではない。
ちなみに今日の方もコンテストでも受賞経験がある、と言っておられました。
いい仕事を経験すると気持ちいいですねえ。
ちなみに刈り上げ部分のバリカン捌きも無駄がなかったです。